オーロラ観測の服装、正直どこまで必要か分からなかった
オーロラ観測は今回が人生初でした。場所はフィンランド北部のイナリ。事前に調べると最低気温がマイナス20度近くになることもあるようです。普段は雪もほとんど降らない地域に住んでいるので、極寒装備なんて持っていません。それでもせっかく行くなら寒さで後悔したくないと思い、できる範囲で準備をしました。
実際に私が滞在した期間は、最低気温がマイナス6度ほど、平均するとマイナス2度くらいだったかなと思います。なのでぶっちゃけ、想定していたほどの極寒ではありませんでした。少し拍子抜けするくらいです。でも、夜中にじっと空を見上げていると、体の芯から冷えてくるのは確かでした。
ハヤッシほんとはマイナス20度を体感してみたかった・・・
おしゃれは捨てました、防寒と機能性だけに集中
高価なアウトドアブランドで一式そろえるつもりは最初からありませんでした。普段日本で使わないかもしれないものに大金をかける勇気はなかったです。なので、主にユニクロ、ワークマン、無印良品、GUで揃えました。テーマは「安くて機能的」。写真映えは一切考えていません。というかひとり旅なので、自分の写真はあまり撮らないかな。
上着はワークマンのXシェルターを試したかった
アウターは、ワークマンのXシェルター断熱レディース防水ウォームアウターを購入しました。着る断熱材と話題になっていたコートで、一度試してみたかったのもあります。寒い日に着て実際に外に出てみると、確かに外気を遮断している感じがありました。コート自体がポカポカに暖かいというより、冷たい空気を通さない印象です。だから中に何を着るかで体感温度が変わります。暖かくしたければ中を足せばいい、そんな考え方のアウターでした。
レディース用Xシェルターの良かった点は、軽くて柔らかいこと。長時間着ていても肩が凝らないし、ゆったりしているので中に着込みやすいです。首元が高めで、ファスナーではなくボタン留めなのも地味に快適でした。ファスナーが顎に当たるあの不快感がないのはありがたいです。
身長155cmでLサイズを購入しました(というかLサイズしか手に入れることができなかった)
サイズは気持ち大きいかな?という感じですが、日常使いでもオーロラ観測でもサイズ感で困ることはありませんでした。
トップスは重ね着で調整するのが正解
トップスの一番中側はインナーとしてユニクロの超極暖ヒートテッククルーネックTを着ました。パッケージにマイナス20度まで対応と書いてあり、半信半疑で買いましたが、これは本当に暖かいです。普通のヒートテックとは別物でした。日本でもこの超極暖ヒートテックと薄手のセーターがあれば冬を越せます。買ってよかったと心から思っています。



2024年度版の超極暖ヒートテッククルーネックTのパッケージには「マイナス20度まで対応」とのうたい文句があったのですが、2025年度版には書いてなかったような・・・まあ、気にするな(笑)
その上にユニクロのソフトニットフリースモックネックTを着ました。首元まであるのに締め付け感がなく、室内でも楽でした。さらにワークマンのダイヤフリース裏アルミジャケットを重ねます。背中の裏アルミ素材のおかげか、じんわり暖かいです。そして外に出るときにXシェルターを羽織ります。
ボトムスは「履き替える」という選択
下は超極暖ヒートテックレギンスの上にヒートテックボアスウェットパンツを履いていました。コテージの中や街歩きはこれで十分です。ただしイナリ湖上を歩くときや、ズボズボと雪の中に入るときは、防水を優先してワークマンのイージスフュージョンダウンパンツに履き替えました。履き替えるのは少し面倒ですが、濡れるストレスを考えるとそのほうが楽でした。
足元は本当に重要、ここを妥協しなくてよかった
靴下は薄手と厚手のものを2枚重ねにして履きました。無印良品の靴下は普段から使っていますが、洗っても毛玉ができにくくて優秀です。
靴はワークマンの防寒ブーツ氷雪耐滑ケベックネオを履きました。値段は控えめですが、防水仕様で雪の上でも滑りにくく、安心感がありました。足元が不安定だと、それだけで気持ちが落ち着きません。
さらに足裏には足用ホッカイロを貼りました。足用ホッカイロは、念のため足先用と足裏全体用を持って行きました。夜中の観測では足裏全体用を使用。正直これがあるかないかで全然違います。じっと立っている時間が長いので、足先の冷えは甘く見ないほうがいいです。
手袋・帽子・首元、隙間をなくすことが大事
手袋はワークマンのエアロゲル中綿防風防寒グローブを使用。
帽子はGUでセールになっていた耳当て付きのニット帽を買いました。極寒の地で一番冷たく感じたのは耳でした。耳当ては必須です。
首元はワークマンのフリースネックウォーマー。お値段はリーズナブル。フリース生地が柔らかく、口元まで上げても使用感がいいのと、被るタイプで隙間ができにくいのが良かったです。
実際に感じたのは、暖かい服を着込むことよりも、首元や手首、腰回りの隙間をなくすことのほうが重要だということでした。どこか一箇所でも冷気が入ると、一気に寒くなります。
服装まとめ
- 上着
-
- Xシェルター断熱レディース防水ウォームアウター(ワークマン)
- トップス
-
- 超極暖ヒートテッククルーネックT(ユニクロ)
- ソフトニットフリースモックネックT(ユニクロ)
- ダイヤフリース裏アルミジャケット(ワークマン)
- ボトムス
-
- 超極暖ヒートテックレギンス(ユニクロ)
- イージスフュージョンダウンパンツ(ワークマン)
- or ヒートテックボアスウェットパンツ(ユニクロ)
- 足元
-
- 靴下(無印良品、ワークマン)
- 防寒ブーツ氷雪耐滑ケベックネオ(ワークマン)
- 備品
-
- ニット帽(GU)
- フリースネックウォーマー(ワークマン)
- エアロゲル中綿防風防寒グローブ(ワークマン)
Xシェルターの正直な感想
しかし、Xシェルターは凄かったです。外気温を遮断するというのは本当で、コートが冷たい外気温から中身を守ってくれる感じ。ただしコート自体が凄く暖かいということではなく、暖かくしたければ、暖かくしたいだけ中に着込めばいい。コートが冷たさを遮断してくれて、暖かさは中の服装で決まる感じでした。
極寒地で着るレディース用Xシェルターの良いところ
軽くて生地が柔らかい



長時間着ていても疲れない、肩が凝らない。
ゆったりとした作り



中に着込みやすい、腕を動かしやすい。
高めの首元、首元はファスナーではなくボタン留め



上まで閉めると意外と外気を防げる。
ファスナーがアゴに当たって苦しい!ということがない。
極寒地の服装で特に気をつけたこと
耳当て付きの帽子は必須だと思いました。耳は本当に痛くなります。防水仕様のブーツも重要です。足元が濡れたり冷えたりすると、気持ちが一気に萎えます。そして首元、手首、腰回りの隙間をなくすこと。どれも地味ですが、快適さを左右します。
極寒地の服装で特に気をつけた方がいいと思ったこと
耳当て付きの帽子



耳当て必須!ないと耳にものすごいダメージを喰らう。
雪対応防水長靴



足元の調子が崩れると心地よくいられないので靴は重要。
防水かつ、雪道で滑らないタイプの長靴がGOOD!
また、足裏には足専用ホッカイロを貼ると寒くないです。
首元、手首、腰回りの隙間を無くす



暖かい服を着込んでも、隙間があるとそこから冷気が侵入する。
フリースやモフモフした分厚めの服で隙間を防ぎました。
結論|高級ブランドじゃなくても大丈夫
マイナス20度を想定して準備しましたが、結果的にはそこまでの寒さではありませんでした。それでも、備えていたことで安心して空を見上げられました。一人旅は全部自分の責任です。だからこそ、無理せず、自分が安心できる装備を選ぶのが一番だと思います。
高級ブランドでなくても大丈夫でした。ユニクロとワークマンと無印良品で、ちゃんとオーロラは見られました。頑張りすぎない服装で、静かな夜の空を見上げられたことが、何より幸せでした。
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