オーロラが見たい。ただそれだけなのに、いざ「どこで見る?」となると急に難しくなりました。
オーロラツアーは多いけど、集合時間があったり、知らない人たちと一緒に夜中に待ったり。一人旅は好きなのに、一人で団体に混ざるのは苦手。インキャあるあるです。
そんなわけで私は、「女ひとりでも行けて、できればツアーに頼らず、静かに見られる場所」を探し始めました。
調べているうちに、たまたま見つけたのが——フィンランド北部の町、イナリ(Inari)。最初は正直、「どこそれ?」でした。ロヴァニエミやサーリセルカの方が有名ですし。
でも、条件をひとつずつ照らし合わせていくと、イナリが妙にしっくりきたんです。「ここ、私のための場所では?」ってくらいに。
この記事では、私が女ひとりのオーロラ観測の行き先に、なぜイナリを選んだのか。旅に出る前に考えていたことを、帰国後の今、振り返りながらまとめます。
そもそも、私が探していた“オーロラ観測の条件”
オーロラが見られる場所は世界中にあります。でも、私が欲しかったのは「とにかく見られればいい場所」ではなくて、もう少し条件がありました。
ざっくり言うと、こんな感じです。
- できればツアーに参加しなくても見られる
- 夜に無理な移動をしなくていい(宿の近くが理想)
- 女ひとりでも行動しやすい(治安や雰囲気)
- 人が多すぎない(静かに見たい)
この条件、冷静に見るとわがままです。でも“自分が行ける旅”にするためには、ここが譲れませんでした。
ひとりオーロラ観測地にフィンランド・イナリを選んだ理由
ツアーなしでも「湖のほとり」で見られそうだった
イナリに惹かれた最大の理由はこれです。イナリ湖のほとりには「ホリデービレッジ・イナリ」というコテージタイプの宿があって、そこからすぐ湖に出られるらしい。湖のほとりがオーロラ観測スポットになっている。
つまり、
- 夜になったら部屋を出る
- 一人で少し歩いて湖へ
- あとは空を見上げるだけ
これができる。集合場所に行く必要もないし、帰りの時間も気にしなくていい。「オーロラが出るかどうか」だけに集中できる環境って、想像以上に大事でした。
昼も一人で、のんびり過ごせそうだった
あとひとつ大事なのが、昼の過ごしやすさだったりします。観光地によっては「一人で歩くにはちょっと間がもたないな」とか、「何かしなきゃいけない空気があるな」と感じることもあるので。
その点、イナリは調べれば調べるほど、一人でただ歩いたり、散歩したりするだけでも成立しそうな場所に見えました。
湖のまわりをゆっくり歩いたり、小さな町の中を特に目的もなくぶらぶらしたり。人が多すぎないから、写真を撮るのも気を使わなくてよさそう。観光スポットを詰め込まなくてもよさそう。一人でいて浮かなそう。何もしない時間も許されそう。
そんな空気感が伝わってきました。「昼は街をのんびり歩いて、夜は静かに空を見上げる」。イナリは、そんな一人旅向きのリズムで過ごせそうだなと思えたのも、行き先を決める大きな理由のひとつでした。
なんとなく“メジャーど真ん中”じゃないのが良かった
これは完全に好みの話ですが、ロヴァニエミやサーリセルカは、どうしても「人が多そう」なイメージがありました。
もちろん有名な理由があるし、魅力もたくさんある。でも私は、オーロラを「イベント」っぽく見るより、できるだけ静かに、淡々と見たい。インキャ気質だと、観光地の“わいわい感”が眩しすぎるときがあるんですよね。
イナリは、その点でちょうどよさそうでした。「観光地!」というより、「暮らしの場所にお邪魔する」感じがするというか。
フィンランドは2回目。でもラップランドは初めてだった
ちなみにフィンランドは、10年ほど前に一度行ったことがあります。ただ、そのときはヘルシンキだけで、北のラップランド地方は未踏。同じ国でも、首都と北極圏近くでは世界が違うはず。だから、行く前はワクワクと同じくらい、「本当に一人で行けるかな」という緊張もありました。でも、だからこそイナリみたいに、条件が合う場所を選びたかったんだと思います。
2025年はオーロラが見えやすい年らしい、という後押しも
さらに背中を押したのが、「2025年は太陽活動の影響(太陽フレアが活発)でオーロラが見えやすいらしい」という話。こういう“チャンスの年”って言葉に弱いタイプです。
「いつか行きたい」を「今行く」に変える理由が、ちょうど揃ってしまいました。
出発1か月前から、ゆるっと準備。カメラも引っ張り出した
準備を始めたのは、出発の2か月前くらい。必要なものをちょっとずつ買いそろえていきました。
ただ、オーロラはできれば写真に残したくて、昔買った一眼ミラーレスカメラを引っ張り出し、それ用の三脚を買って持っていくことにしました。最新機種でもないし、プロでもない。でも、自分の目で見たものを、自分の手で残してみたい。
それともうひとつ。iPhone15でもオーロラがきれいに撮れる、という噂も見かけたので、ミラーレスと合わせて、スマホでも試すことにしました。
まとめ:たまたま見つけたイナリが、私の条件にぴったりだった
最初は、ただ「オーロラが見たい」と思っただけでした。
それが調べていくうちに、
- ツアーなしでもいけそう
- 宿の近くで見られそう
- 女ひとりでも無理しなくて済みそう
- 静かに見られそう
という条件に、イナリがきれいにハマった。たまたま見つけた場所だったのに、「行くならここしかないかも」と思わせる説得力がありました。

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