iPhoneでオーロラの写真を撮影する方法【スマホのカメラの設定】

ベアさんオーロラを見に行くなら、きれいな写真を残したい
と思う方も多いのではないでしょうか。
以前は一眼レフやミラーレスカメラが必要と言われていましたが、最近のスマートフォンは性能が大幅に向上しており、iPhoneでも十分オーロラを撮影できます。



実際に私もフィンランド・イナリでオーロラを見た際に、iPhone15を使って撮影しました



肉眼で見た景色に近い写真を残すことができ、旅の思い出として十分満足できるレベルでした
この記事では、iPhone15でオーロラを撮影する方法やおすすめ設定、撮影時のコツを紹介します。
- iPhone15でオーロラは撮影できるのか
- オーロラ撮影におすすめのiPhoneのカメラ設定
- スマホでオーロラをきれいに撮るコツ
- 三脚の必要性
- 実際の撮影時に気を付けるポイント
iPhone15でもオーロラ撮影は十分可能
結論から言うと、iPhone15ならオーロラ撮影は十分可能です。


特に空いっぱいに広がる強いオーロラが出現した場合は、スマホでもかなり鮮明に撮影できます。
また、人間の目では白っぽく見えるオーロラでも、iPhoneのカメラはシャッターを開いている時間が長いので、緑色や紫色をしっかり捉えてくれることがあります。
そのため、「カメラは持っていないけどオーロラを撮影したい」という方でも安心です。
オーロラ撮影前に準備しておきたいもの
三脚
オーロラ撮影では数秒間シャッターを開き続けるため、手持ちで撮影するとブレた画像となる可能性が高いです。
スマホを固定できる三脚はあったほうが安心です。
コンパクトなスマホ用三脚でも十分です。
モバイルバッテリー
氷点下の環境ではバッテリー消耗が激しくなります。
オーロラ観測は数時間に及ぶこともあるため、モバイルバッテリーを持参しておくと安心です。
防寒対策
オーロラは真夜中に観測することが多いため、撮影中はかなり冷え込みます。
手袋をしたままでも操作しやすいように、事前にカメラアプリの使い方を確認しておきましょう。
また、手袋をしたまま液晶の操作ができる手袋を持っていくのもおすすめです。
オーロラ撮影におすすめのiPhone15設定
ナイトモードを利用する
- iPhone15でオーロラを撮影する場合は、ナイトモードが最も重要です。
- 暗い場所へ向けると自動的にナイトモードに切り替わり、画面左上に月のアイコン(ナイトモードのアイコン)が表示されます。


ナイトモードの露光時間を最大にする
- 画面上のナイトモードアイコンをタップすると、露光時間を調整できます。
- オーロラ撮影時はナイトモードの露光時間を最大まで伸ばすのがおすすめです。
- ナイトモードで写真を撮っている間は、ナイトモードのアイコンの横に数字が表示されますが、これは撮影の所要時間を表しています。






フラッシュはオフ
- フラッシュは絶対にオフにしましょう。
- オーロラは遠くの空に発生する現象なので、フラッシュを使っても意味がありません。
ライブフォトはオフ
- ライブフォトをオフにしておくと撮影が安定しやすくなります。
- 余計な処理が減るため、バッテリー節約にもつながります。
iPhoneのナイトモードについて少し深堀
ナイトモードとは?(露光とは?)
ナイトモードとは、暗い場所でも明るくきれいに撮影できるiPhoneの機能です。
ナイトモードで重要なのが「露光時間」です。
露光時間とは、カメラが光を取り込む時間のこと。
例えば、
- 1秒露光 → 1秒間光を集める
- 10秒露光 → 10秒間光を集める
- 30秒露光 → 30秒間光を集める
という意味になります。
露光時間が長いほど多くの光を集められるため、暗い夜空のオーロラも明るく撮影しやすくなります。
露出とは?
もう一つ、オーロラ撮影で関係してくるカメラの設定「露出」。
露出とは、カメラが取り込む光の量のことです。
結果として写真の明るさに影響するため、iPhoneでは
露出=明るさ調整
のような感覚で利用できます。
iPhoneでは、カメラアプリ上の画面右上のメニューをタップした際に表示される「露出」を左右に動かすことで調整できます。
- 露出を上げる(数値を0よりプラスにする) → 写真が明るくなる
- 露出を下げる(数値を0よりマイナスにする)→ 写真が暗くなる
という違いがあります。




ナイトモード(露光時間)と露出の違い
両者は似ていますが、役割が異なります。
ナイトモード(露光時間)
- 光を集める時間を調整する
- 長くするほど暗い場所に強い
- オーロラ撮影で最も重要
オーロラ撮影では、まずたくさん光を集めることが大切なので、露出補正をいじるよりもナイトモード(露光時間)の秒数を長くする方が効果があります。
露出
- 写真全体の明るさを調整する
- 明るくしすぎると空が白っぽくなることがある
- 補助的な調整として使う
露出を上げると画像が荒くなることがある
暗い場所で露出を上げると、iPhoneは明るく見せるために内部的に画像を増感します。すると、
- ザラザラする
- 色が不自然になる
- 空がまだらになる
ことがあります。
特にオーロラの夜空では目立ちます。
オーロラ撮影では露出を上げすぎない方がいい
雪景色の中でオーロラを撮る場合、
露出を上げる
- 雪が真っ白になる
- オーロラの緑色が薄くなる
- 空が灰色っぽくなる
ことがあります。
露出を下げる
- 空が締まる
- オーロラの色が濃く見える
- 夜空らしい雰囲気になる
露出は少し暗めの方が、いい感じに撮れることが多いです。
iPhoneのナイトモードの仕組み
昔のカメラの長時間露光は、シャッターを開いたまま光を記録していました。
一方、iPhoneのナイトモードは少し仕組みが異なります。
Appleは詳細を公開していませんが、一般的には、
- 複数の写真を連続で撮影
- 手ブレを補正
- ノイズを低減
- 明るい部分を合成
という処理を行い、最終的に1枚の写真へ仕上げていると考えられています。
そのため、30秒表示だからといって30秒間ずっとシャッターを開いて1枚の写真を撮り続けているわけではありません。
オーロラ撮影時のおすすめ設定
オーロラが弱い場合
- ナイトモード(露光時間):最大
- 露出:0~ややプラス
淡いオーロラをできるだけ明るく写したい場合におすすめです。
オーロラが強い場合
- ナイトモード(露光時間):3~10秒程度
- 露出:0~ややマイナス
動きのあるカーテン状のオーロラをくっきりと残しやすくなります。
迷った場合
まずはナイトモード最大で撮影しましょう。
その後、30秒 10秒 3秒 と撮り比べると違いが分かりやすいです。
さらに、オーロラがある程度強い場合は、露出の調整をしてみましょう。
露出を低くしてみると、空の暗さとオーロラの光の強さのコントラストが高まって、印象的な写真を撮れるかもしれません。
オーロラ撮影では肉眼と写真が違って見えることも
オーロラ撮影では、
- 肉眼では白いモヤに見える
- 写真では鮮やかな緑色に写る
ということがよくあります。
これは人間の目が暗闇では色を認識しにくいのに対し、iPhoneは長時間かけて光を集められるためです。
オーロラが激しく動いているときは?
面白いことに、オーロラが激しく踊っているときに30秒露光すると、写真ではその30秒間の動きが平均化されます。
つまり、実際には
- ヒラヒラ動いていた
- カーテンが揺れていた
としても、写真では
- ふんわり広がった緑の帯
のように写ることがあります。
逆に、肉眼では見えなかった淡い部分まで写ることもあります。
そのため、
- 弱いオーロラ → 長めの露光時間
- 強く動くオーロラ → 短めの露光時間
を意識すると、よりイメージに近い写真が撮影できます。
iPhoneでオーロラを撮影する手順
1. 三脚に固定する
まずはスマホを三脚に取り付けます。
シャッターを開いている間、少しでも揺れると写真がブレてしまいます。
2. カメラを空へ向ける
オーロラが見える方向へカメラを向けます。
木や湖、建物などを一緒に入れると雰囲気のある写真になります。
3. ナイトモードの露光時間を最大にする
ナイトモードの秒数を確認し、できるだけ長く設定します。
4. シャッターを押したら触らない
撮影中はスマホに触れないようにします。
わずかな振動でも写真がブレる原因になります。
シャッターを押す指の振動を無効にするために、セルフタイマーを3秒に設定するとさらに安定します。
三脚を使わない場合は
三脚がない場合でも、撮影できないわけではありません。
手すりや柵の上に置く
一番おすすめなのは、手持ちではなく何かの上に置いて固定する方法です。
例えば、
- 展望台の手すり
- ベンチ
- 柵
- 岩
- スーツケース
などです。
iPhoneを立てかけられるものがあれば、ナイトモードの長時間露光も利用しやすくなります。
三脚がなくても、どこかに置いて固定できればiPhone15のナイトモードを活かしてかなりきれいな写真が撮れます。特にオーロラ観測地のホテルやコテージなら、テラスの手すりや窓枠を利用できることが多いので活用してみてください。
リュックや帽子で角度を調整する
そのまま置くと空が写らない場合があります。
そんな時は、
- リュック
- 手袋
- ニット帽
などを下に敷いて角度を調整します。
意外と安定します。
セルフタイマーを使う
シャッターボタンを押した瞬間の振動でもブレます。
そのため、
- 3秒タイマー
- 10秒タイマー
を利用しましょう。
iPhoneを固定した後に手を離せるのでブレにくくなります。
手持ち撮影はオーロラが強い時限定
実際のところ、頑張ればiPhone手持ちでもオーロラ写真は撮れます。



私も何枚か手持ちで撮りました
特にオーロラが強く出ている場合は手持ちでも撮りやすいです(露光時間が短くても撮影できるため、静止しなければならない時間が短いから)
方法は、脇を締めて腕をガチガチに固定してiPhoneを持ち、シャッターを開いている間、微動だにせずiPhoneを空に向け続けます。
そうすれば、ぶっちゃけ手持ちでもオーロラ写真は撮れます。
iPhoneを少しでも揺らすとブレたオーロラ写真になってしまうので要注意。



力技です。意地を見せましょう
オーロラ写真をきれいに撮るコツ
人工の光を避ける
街灯や建物の明かりが強い場所ではオーロラが見えにくくなります。
できるだけ暗い場所へ移動しましょう。
湖や雪景色を入れる
オーロラだけを撮るよりも、周囲の景色を入れた方が写真映えします。
特に雪原や湖面への反射は非常に美しく撮影できます。
オーロラが強くなったら何枚も撮る
オーロラは常に形が変化しています。
数秒後には全く違う姿になることもあります。
強く出現したタイミングでは連続して撮影しておきましょう。
実際に撮影して感じたこと
私がフィンランド・イナリで見たオーロラは、最初は白いモヤのように見えました。
しかしiPhone15で撮影してみると、緑色のカーテン状のオーロラがしっかり写っていました。
さらに活動が活発になった時間帯には、肉眼でも動きが分かるほどのオーロラが出現し、スマホでも十分満足できる写真を残せました。
「スマホだから無理だろう」
と思っていましたが、最近のiPhoneのカメラ性能には驚かされました。




まとめ
iPhone15なら特別なカメラがなくてもオーロラ撮影を楽しめます。
オーロラ観測では防寒対策やバッテリー対策も重要です。



しっかり準備をして、お手持ちのiPhoneで一生の思い出に残るオーロラ写真を撮影してみてください
\旅のお供に1冊あると安心/
















