ヘルシンキを観光していると、青い路線バスやオレンジ色の基幹バスを見かける機会が多くあります。
どちらもHSL(ヘルシンキ地域交通局)が運行する公共交通機関ですが、乗車方法やチケットの扱いに少し違いがあります。
初めて利用する方の中には、
- どこから乗ればいいの?
- クレジットカードで乗れる?
- チケットは事前に買う必要がある?
- 降りるときはどうすればいい?
と疑問に思う方もいるでしょう。
この記事では、ヘルシンキの青い路線バスとオレンジ色の基幹バスの違いをはじめ、チケットの購入方法やクレジットカード決済、乗車・降車の流れまで、旅行者向けにわかりやすく解説します。
HSLチケットの基本ルール
ヘルシンキの公共交通機関は、電車・地下鉄・路面電車・バス・スオメンリンナ行きフェリーのほとんどが共通のHSLチケットで利用できます。
チケットは「乗り物ごと」ではなく、「ゾーン」と「時間」で管理されています。
チケットを購入したら乗り放題
チケットの有効時間内であれば、
- バス
- 電車
- 地下鉄
- 路面電車
- フェリー
を何度でも乗り継げます。
例えばABCゾーンのシングルチケットなら、ABCゾーン内なら有効時間内は追加料金なしで乗り換えできます。
シングルチケットの有効時間
有効時間は購入したゾーンによって異なります。
- AB・BC・DE:80分
- ABC・CD・CDE:90分
- BCD・BCDE:100分
- ABCD・ABCDE:110分
有効時間内なら何度でも乗り換えできます。
チケットが切れても途中下車しなくてOK
乗車した時点でチケットが有効なら、その後に有効期限が切れても同じ車両でゾーン内の目的地まで乗り続けることができます。
デイチケットは24時間単位
1日券は「その日の終電まで」ではありません。最初に利用した時刻から24時間有効です。
例えば10時に使い始めた場合、翌日の10時まで利用できます。
ヘルシンキのバスは大きく2種類
ヘルシンキ市内でよく利用するヘルシンキ地域交通局(HSL)のバスは次の2種類です。
青いバス(通常の路線バス)
青いバスは一般的な路線バスです。
住宅街や観光地など細かなエリアを結んでいます。
オレンジ色のバス(基幹バス・Trunk Route Bus)
オレンジ色のバスは「基幹バス」と呼ばれています。
主に主要駅をつなぐバスで、代表的なのが、
- 600番(ヘルシンキ空港~中央駅)
- 500番
- 550番
などです。
青いバスの乗り方
① バス停で待つ
日本と違い、運転手に乗車意思を示すため、近づいてきたバスに軽く手を上げるのがおすすめです。
② 前方ドアから乗車
青いバスは前方ドアから乗ります。乗車時に運転手にチケットを見せます。
HSLアプリのチケットを持っている場合は、運転手にスマホ画面を見せます。
紙のチケットの場合は紙のチケットを運転手に見せてください。
③ クレジットカードのタッチ決済でチケット購入も可能
事前にチケットを買っていなくても大丈夫です。
ヘルシンキのバスでは、非接触決済対応のクレジットカードやスマートフォンのタッチ決済を利用して乗車できます。
車内の読み取り機(カードリーダー)で、
- Visa
- Mastercard
- Apple Pay
- Google Pay
などのタッチ決済が利用できます。
前方ドアから乗ると、運転席のすぐ後ろにカードリーダーがあります。
オレンジ色の基幹バスの乗り方
① どのドアからでも乗車可能
オレンジ色の基幹バスは青いバスと違い、
- 前ドア
- 中ドア
- (連節バスの場合)後ドア
どこからでも乗車できます。
② 運転手にチケットを見せる必要なし
HSLアプリのチケットや紙のチケットを持っている場合、そのまま乗車してOKです。
通常は運転手への提示は不要で、検札員に求められた場合のみ提示します。
③ クレジットカードのタッチ決済でチケット購入も可能
オレンジ色のバスでも、チケットを持っていない場合、
非接触決済対応のクレジットカードやスマートフォンのタッチ決済を利用して乗車できます。
車内の読み取り機(カードリーダー)で、
- Visa
- Mastercard
- Apple Pay
- Google Pay
などのタッチ決済が利用できま
どのドアからでも乗車できるため、カードリーダーも各ドア付近に設置されています。
乗車後、近くのカードリーダーにタッチすればOKです。
ヘルシンキのバスチケット購入方法
旅行者におすすめなのは次の3つです。
HSLアプリ
最もおすすめです。
- チケット購入
- 路線検索
- 時刻表確認
が1つでできます。


クレジットカードやスマートフォンのタッチ決済
ヘルシンキのバスでは、非接触決済対応のクレジットカードやスマートフォンのタッチ決済を利用して乗車できます。
HSLアプリをインストールしなくても利用できるため、短期旅行者には特に便利な方法です。
対応している主な決済方法は以下の通りです。
- Visa
- Mastercard
- Apple Pay
- Google Pay
※JCBやAmerican Expressは利用できない場合があるため、VisaまたはMastercardを用意しておくと安心です。
車内にはHSLのカードリーダーが設置されています。青色の本体に小さな画面が付いており、非接触決済マークが表示されています。クレジットカードやスマートフォンをかざすと、その場で乗車券を購入できます。
① バスに乗車する
青い路線バスの場合は前方ドアから乗車します。
オレンジ色の基幹バスの場合は、どのドアからでも乗車できます。
② 車内の読み取り機にカードをタッチ
乗車後、車内に設置されている青いカードリーダーにクレジットカードやスマートフォンをかざします。
- 青いバス:前方ドアから乗り運転席のすぐ後ろにあるカードリーダーにかざす
- オレンジバス:乗車したドア付近のカードリーダーにかざす
利用方法
- ゾーンを選択
- 複数枚買いたいときは右上の「+」ボタンを押す
- チケットの枚数を選択し、「OK」を押す
- クレジットカードやスマートフォンをリーダーにかざす


③ 乗車中は同じカードを携帯する
ヘルシンキでは検札員が車内を巡回していることがあります。
検札の際は、乗車時に使用したクレジットカードやスマートフォンを提示して乗車記録を確認してもらいます。そのため、乗車後も使用したカードを手元に持っておきましょう。
Apple Payで乗車した場合は、検札時もApple Payを提示します。
物理カードで乗車した場合は、そのカードを提示します。
検査員はアプリを使用してチケットの有効性を確認するそうで、HSLチケットに関する情報のみを閲覧でき、カード情報や個人情報は一切閲覧できない仕組みになっているそうです。
④ 降車時
日本のバスのように、降りる時にもタッチする必要はありません。
ヘルシンキのバスは乗車時の1回だけカードリーダーにクレジットカードやスマートフォンをかざすだけでOKです。
降車時はSTOPボタンを押して、そのまま降ります。
乗り継ぎをする場合
乗り継いだ後のバスに乗車する際にチケットが有効時間内か確認が必要
- 画面のボタンは何も押さずに、チケット購入時に使用したクレジットカードやスマートフォンをカードリーダーにかざします。
- 有効なチケットが登録されている場合は、カードリーダーの画面に内容が表示されます。


券売機
空港駅や主要駅に設置されています。
紙のチケットを購入できます。
ヘルシンキのバスの降り方
日本とほぼ同じです。
① 降りる停留所が近づいたらSTOPボタンを押す
車内各所に赤い停止ボタンがあります。
降車したい停留所の1つ前を過ぎたあたりで押しましょう。
② 降車
バスが停車したらドアが開きます。
青いバスもオレンジ色のバスも、基本的には中ドアまたは後方ドアから降ります。
注意点:HSLアプリのチケットは乗車前に購入しておく
HSLアプリのチケットは、バスに乗る前に購入して有効化しておく必要があります。
乗車後に購入すると無賃乗車扱いになる場合があります。
特に初めてヘルシンキに降り立ち、空港から市内へ向かう600番バスに乗る場合は、事前にHSLアプリをダウンロードして準備しておくと安心です。


HSLアプリとタッチ決済どちらがおすすめ?
バスに1〜2回だけ乗るなら、クレジットカードのタッチ決済が最も簡単です。
一方で、滞在中に何度も公共交通機関を利用する場合は、HSLアプリでデイチケットや複数日券を購入した方が安くなることがあります。
特にヘルシンキ観光で電車・路面電車・地下鉄・バスを何度も利用する予定なら、HSLアプリの利用がおすすめです。
まとめ
ヘルシンキのバスは非常に利用しやすく、日本人旅行者でもすぐに慣れます。
青いバス
- 前ドアから乗車
- 運転手にチケットを見せる
- 中ドア・後ドアから降車
オレンジ色の基幹バス
- どのドアからでも乗車可能
- 運転手へのチケット提示不要
- 検札方式
どちらのバスも、もしチケットを持っていなかったとしても、クレジットカードのタッチ決済が利用できるため、旅行者でも簡単に乗車できます。
ヘルシンキ空港から中央駅へ向かう600番バスもこのオレンジ色の基幹バスなので、覚えておくと移動がスムーズになります。


\旅のお供に1冊あると安心/













